2023/08/26 10:51


「最近は若者の手紙離れが進んでいる」という話をよく聞きます。私自身も以前より手紙を書かなくなってしまいましたが、やはり手紙には「手書きの言葉が手元に残る」という大きな魅力があると感じます。そこで今回は、「手紙をもっと気軽に書いてほしい」という思いを込めて、手紙を書くときの基本ルールを解説します。



◆手紙の構成


まずは手紙のざっくりとした形式について紹介します。 手紙の基本構成は、前文・主文・末文・後付です。


・前文…はじめの簡単な挨拶

・主文…メインの内容

・末文…結びの挨拶

・後付…日付、署名


手紙はこの4つのパーツで成り立っています。かしこまった手紙の場合は「時候の挨拶」や「頭語・結語」が必要ですが、友人への手紙やファンレターでは省いてしまっても大丈夫です。とはいえ、実際に手紙を書くとなるとイメージが湧かないかもしれません。そこで、次に手紙の例文をご紹介します。



◆例文 〜かしこまった手紙の場合〜


佐藤様


【前文】

◯ お元気ですか。


【主文】

     先日は誕生日祝いに花束をいただき、ありがとうございます。

     佐藤さんに久しぶりにお会いできて嬉しかったです。お花は部屋に飾ることにしました。


【末文】

     今度はゆっくりお話したいです。近いうちにまた改めてご連絡します。

     まだ暑い日が続きますので、どうぞご自愛ください。


【後付】

◯◯ 4月1日

                                                  鈴木花子◯



◆例文 〜推しへの手紙の場合〜


☓☓くん


【前文】

◯ お元気ですか。


【主文】

     この前は誕生日ライブお疲れさま!

     ☓☓くんの姿を久しぶりに間近で見られて嬉しかったです。グッズも色々買って部屋に飾ってあるよ!


【末文】

     次のライブも絶対参加します!

     まだ暑い日が続くので、体調に気をつけて過ごしてください。


【後付】

◯◯ 4月1日

                                                  自分の名前◯



◆まとめ


「手紙を書く」=「手書きの言葉を相手に送ること」。大げさなことを書かなくても、細かいルールを気にしなくても、気持ちを込めれば大丈夫!と私は思います(笑)。基本的な書き方を知ったら、次は思い切って便箋を取り出す番です。ぜひ大切な誰かに思いを伝えてみてください。